筐体


「筐体」というのはゲーセンでお馴染みの「台」の事です
自宅でアーケードゲームを楽しむには筐体を部屋に置くのが
1番手っ取り早いのですがメリットとデメリットがあります

メリット

プレイ感覚がゲーセンと同じ (当たり前だね)

重量があるので激しいレバー操作をしてもビクともしない

モニターが縦画面のゲームでも問題なし

デメリット

大きくて場所を取る

重たい (25〜29インチクラスで100kg前後あります)

万一故障した場合は自力で修理

主な点を挙げるとこんな感じです
やはり筐体だとゲーセンと同じ感覚でプレイ出来るのが大変良いですね
なんせゲーセンで稼動している物と同じ物なのですからコレ以上の物は有りません
しかし筐体は元々業務用で使用されるものですので家電製品感覚で扱うと危険な面もあります
筐体内部のモニターは剥きだし状態で高電圧部分に触れると大変危険です
これはモニターの項目で説明します
あと滅多にありませんが故障した場合は自力で直すのが基本です
一旦筐体を設置してしまうとその大きさ故に「故障したから販売店へ〜」と言う訳にはいきませんからね
でも筐体の内部はそんなに複雑なものではありませんので
チョットした知識があれば問題ありませんよ

筐体内部を見てみよう

普通はゲーセンで使われている筐体の内部を見る機会はあまり無いと思います
もしかして内部はとてつもなく複雑なものでは?
と思うかもしれませんが実は筐体の中はガラガラなんですよ

それでは筐体の内部をみてみましょう!

ハッチを開けると・・・

これはゲーム基板は入っていない状態ですが
本当にガラガラですねーっ

基板を入れると・・・
こんな感じになります

本来は木の板にゲーム基板を固定して筐体に固定するのですが
自宅で遊ぶ場合は面倒なのでやらなくていいです
ちなみにこの基板はバーチャファイターです 
結構大きいでしょ?


今度は上の方へ・・・

筐体の重量の大半はこのモニターです


コンパネの内部です

私はこの中にモニター調整に使う調整棒とコア回し
モニターが汚れたときの為に化学雑巾
モニターの縦横変換の際にモニターのフレームで
手を切らないように手袋をいれてあります


筐体選びのポイント

それでは自分の環境に合った筐体を選ぶ事にしましょう
現在主流の29インチクラスのアップライト筐体だと
新品で20万円台 中古で5万円前後で購入できると思います
購入の際には付属しているコンパネのタイプを確認しておきましょう
対戦格闘のゲームでは2レバー12ボタンは必要ですからね
自分のプレイスタイルに合ったコンパネをチョイスしましょう

モニターを頻繁に縦置き横置きする場合は
筐体にローリング機能がある機種をオススメします

中古筐体を購入する場合はモニターの状態を確認して下さい
販売店も余りにも程度の悪いモノは出さないと思いますが
B管(ブラウン管)がひどく焼き付いているモノは避けましょう
出来れば販売店で実物を見せてもらい実際に映してみて
納得して購入すると良いと思います
筐体を選ぶ上でに絶対調べておかないといけない事があります
それは筐体が玄関を通過出来るか調べておく必要があります
いざ搬入しようとして玄関を通過できないと話になりませんからね
上記の事を踏まえた上で自分の環境に合った筐体を選びましょう

筐体搬入
さぁ!いよいよ念願の筐体が送られてきました!が
一般的に運送屋さんは玄関までは持って来てくれますが
それ以上の事はしてくれませんので送られて来る日には
友人を2〜3人確保しておくと良いでしょう

設置する部屋が1階ならそれ程問題無いと思いますが
2階以上だと搬入時かなり重量的にキツイと思われます
この様な場合,筐体からモニターを取り外すとかなり楽ですよ!
この場合くれぐれもB管の後ろにある細い部分(電子銃)を割らないように!

設置する部屋の床が畳やカーペットの場合
そのまま設置してしまうと筐体の重量で足の部分が沈んで
しまいますので下に木の板などを敷いておくと
安定して設置できますので是非やってみて下さい