当サイトは犬山市 日本ゲーム博物館を推奨しません


※大変に悲しいことですが、2015年4月25日に犬山日本ゲーム博物館ワンモアタイムの従業員がマシントラブルを知らせた利用者に対して暴言を吐く事象がありました。同館への来訪は、人様に勧めることはできません。誠に残念です。


日本ゲーム博物館ワンモアタイム・稼働ピンボールリスト




ドットマトリクス台
スター・ウォーズ1992年/データイースト
マッシュルーム・ワールド1992年/ゴットリーブ
ノー・フィアー1995年/ウィリアムス
クリーチャー・フロム・ザ・ブラック・ラグーン1992年/バリー故障中
アタック・フロム・マーズ1995年/バリー
メディーヴァル・マッドネス1997年/ウィリアムス
スター・トレック〜ザ・ネクスト・ジェネレーション1993年/ウィリアムス
インディ・ジョーンズ1993年/ウィリアムス
ロード・オブ・ザ・リング2003年/スターン
アダムス・ファミリー1992年/バリー故障中
モンスター・バッシュ1998年/ウィリアムス
テイルズ・オブ・ジ・アラビアンナイツ1996年/ウィリアムス
トワイライト・ゾーン1993年/バリー普通
スタートレック〜ザ・ネクスト・ジェネレーション1993年/ウィリアムス最良
シアター・オブ・マジック1995年/バリー
ホワイト・ウォーター1993年/ウィリアムス
フリントストーン1994年/ウィリアムス
ワールドカップ・サッカー1994年/バリー
ガンズ・アンド・ローゼズ1994年/データイースト故障中
ザ・ゲッタウェイ1992年/ウィリアムス
ティーネイジ・ミュータントニンジャ・タートルズ1991年/データイースト
ターミネーター21991年/ウィリムス
ラスト・アクション・ヒーロー1993年/データイースト


ソリステ・デジタル台
エイトボール・デラックス1980年/バリー故障中
プレイボーイ1978年/バリー良好
ハイ・スピード1986年/ウィリアムス故障中
ミコシ1977年/セガjp故障中
カウントダウン1979年/ゴットリーブ
アースシェイカー!1989年/ウィリアムス故障中
ファンハウス1991年/ウィリムス
F−14トムキャット1987年/ウィリアムス故障中
フラッシュ1979年/ウィリアムス


エレメカ・リールドラム台
サッポロ1971年/セガip
サーフィン1972年/セガip
ウィナー1972年/セガjp
ビッグヒット1977年/ゴットリーブ
アトランティス1974年/ゴットリーブ最良
センチグレード371977年/ゴットリーブ


ライトスコア台
ティク・タク・トー1959年/ウィリアムス故障中


その他特殊仕様
チャレンジャー1971年/ゴットリーブ
スターウォーズ エピソード11999年/ウィリアムス




2013年12月8日、同館リニューアル以来初来訪。

 喫茶室は廃止され、部屋はビデオ・エレメカ・大型筐体の部屋とピンボールの部屋の2箇所に分かれています。ただしビデオゲームの部屋にも、PIN部屋に入りきれなくなった一部ピンボールが設置。中には非稼働ながらウィリアムスのウッドレールライトスコア台や、ゴットリーブ'71年製の対戦ピンボール筐体の希少マシンも。

 また入場無料でコイン投入式だったプレイシステムも、現在では入館料1時間千円、3時間二千円、1日フリーパス三千円でフリープレイ……となりました。
 入館時にチケットヴェンダーで切符を購入、それを紐で首に下げて中の無料開放マシンを好きなだけ……というスタイルとなっています。


 期待したアースシェイカー、エイトボールデラックス、ファイヤー、トラックストップは今回もプレイできず。

 それよりも一番困ったのが、前回と同じく、プレイするにはあまりにも筐体ギュウギュウ詰めの、やり部屋の極度の狭隘さ
 左右配置も、側面フリッパーボタンに手を回して隣台に手が当たらずにいそしめるギリギリの間隔なので、もしお隣さんがいればプレイはあきらめねばならぬ、スペースの窮状。
 プレイ中は腰やおちりや後ろ足が背後に並ぶ他の筐体や壁に当たり、誰かがプレイ中ならその通路は殆ど通れません

 プレイ中のピンボーラーの後ろ足を跨ぐのはどれだけ危険で迷惑か。プレイヤーならよく分かってる話(プレイ姿勢、アクション、動線スペースはピンボーラーならこれぐらいが標準)。

 因みに四つんばいで下を通ろうかと思っても、筐体下部にもレグやらガラクタ遊具やらが置かれていて、つくばい通過すら断念せざるを得ない状況です。

 また、上記の一覧表のようにしばらく稼動する見込みの少ない故障台がこんなにも多いならそれらをたたんで2階か倉庫に格納し、少しでもプレイスペースに余裕を設けてくれればいいのですが、残念ながらここはゲームセンターではなく、古色なエレメカを愛するコレクターによる博物展示施設。

 ピンマニアプレイヤーの本山ではなく、飽くまで歴史的展示にプライオリティーを置いています。

 本当に施設側がピンボーラー肌だったら先ずこんな置き方はしないし、'93年当時に無責任でいいかげんな記事内容でプレイヤーの顰蹙と憤激を買ったタイトー情報誌TILT3号の嘘っぱちピンボール特集を館内に嬉々として張り出したりなんか、しない、しない。

 ピンボールのロケーションの現状を考えれば背に腹は代えられず、プレイヤーは舌打ちしつつもわだかまりを忘れて没頭するしかありません。


 さて、当日3時間程しか在館できなかったのですが、打ってみた「プレイボーイ(Bally)」「アトランティス(Gottlieb)」の状態は、磨かれた宝石の如く先鋭な完動品でした。ただプレイボーイのディスプレイの一部表示がちょっと辛そう。
 「トワイライトゾーン(Bally)」は、マグナフィールドへのボールフローと階下ミニフリッパー落下に振り分けるワイヤーレーン上のボールイーター型ディヴァーターの調子が良くなかったものの、まずまずの整備状況。

 ただフリープレイ方式になった結果、スペシャルとリプレイにゲーム性の重きを置いていた'70年代のピンボールで何度ノッカーを鳴らしても、やはり寂しく感じてしまいました。



(取材日:2013年12月8日)