▲フェアよりパティスリーケーキの方がよっぽど美味しい…と毎度揶揄されるルシュッドのスイーツフェア。今回のアメリカンスイーツも御多分に洩れないが、演出としては楽しかった | ▲そんな訳で先頭を飾るアメリカンスイーツ。デニッシュドーナツやカラフルクリームのカップケーキ。鮮やかな彩りが愛らしい |
▲新登場!トッピングソースコーナー。残念ながら全部自家製ではないが、フレンチトーストにアングレーズソースやホイップクリームをコレデモカとたっぷり落とせるのは幸せ | ▲ドリンクバー。以前はビネガー系の変わり種ジュースが揃えられていたが、今季では大幅にシンプル化されている |
▲元々朝食バイキングの設備として設えたと思われるシリアルサーバー。でもアイスクリームやカスタマイズパフェには有用 | ▲こちらハンバーガーコーナー。パテ2枚とかチーズ3枚とか、あんまり欲張ると全然挟めなくなるよ |
企画名 | ディナータイムスイーツブッフェ |
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メインメニュー | ケーキ |
ケーキのサイズ | 【小】 |
お値段 | 2,400円/一休予約割引2,000円/まれにホテル公式クーポンに直前割引1,800円特典の登場あり/JFR大丸松坂屋カードクラブオフ入会・支払でいつでも1,900円 |
制限時間 | 110分 |
実施タイム | 毎日午後5時半〜午後9時半 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 全席禁煙/実演タイムサービス有り/クリスマスシーズンなどは料金や時間に変更有り/制限時間タイムアウト取り締まりは甘め ※ようつべに動画あるよ!⇒GO! |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [7] | ●度々訪れている《名古屋観光ホテル/ル・シュッド》であるが、今シーズンのフェア“アメリカンスイーツブッフェ”がなかなか面白い編成で満足度も高かったので、今回ちょっと熱を込めてリポート。 同ホテルブッフェの概要をさらうと、《ル・シュッド》は伏見駅近くでデザートブッフェを毎日レギュラー実施しているホテルレストラン。 ホテル自体は歴史もあって品格が高い反面、セルフのゆがきラーメンやカスタマイズ出来るフレンチトーストなど、良い意味で卑近且つバラエティに富んだ親しみやすいブッフェの構成が魅力のお店。切れるような研ぎ澄ましたクオリティで近寄り難いヒルトンとは好対照だ。 お値段に関しても、ディナータイムとしては十分いいお値段と言える二千円ちょっと。揺るがない毎日実施も頼もしい。 当日フェアは前述の通りアメリカンスイーツで、どれもカラフルで愛らしい彩りの御品書きばかり。デニッシュドーナツ、パンケーキ、カップケーキ、ブラウニーが期間限定品としてブッフェボードの先頭で妍を競う。 一方、同店リピーター常連組はそれらに幻惑されることなく、ペストリーケーキのハーフカット版コーナーへ我先にと食指を伸ばす。 争奪の激しい苺のタルトとアップルパイは開始直後に忽ち払底してしまう程の人気品。焼きスフレチーズやピラミッド型ショコラも絶品。 品が偏ることもあるが、一応補充も有り。10種程。 キューブカットに切り込みが入った業務用シートケーキはハッキリ言って無視してよいが、一切れごとに乗っけられた季節のカットフルーツがちょっと魅力的。特に今回はイチジクトッピングの振る舞いについつい手を出してしまいそう。他3種ほど。 滔々と流れるファウンテンのチョコレートはシロップの紛いものではなく、本物カカオバターチョコレート。 マシュマロ、パイナップル、パンボール等フォンデュ用の具でストレート楽しんでも良いが、アイスクリームにかけてパリパリチョコ食感を楽しむのもよし、マシュマロフォンデュをブレンドコーヒーに投入するもよし。 アイスクリームは全4種類。バニラ、ストロベリー、抹茶、チョコレート。 お味は水準よりやや上といった程度だが、オリジナルパフェのカスタマイズに、あったかフレンチトーストに、コーヒーフロートに、パンケーキに。応用は幾通り。 もっと使い勝手がいいのが、新登場のかけ放題トッピングコーナー。 ホイップクリーム、アングレーズソース、オレンジソース、ブルーベリーソース、マンゴーソース、キウイソース、ストロベリーソース、はちみつ、コンデンスミルク、その他スライスアーモンドやドライフルーツミックス、チョコストーンにカラースプレーやアラザンまで! 特にホイップとアングレーズはパンケーキと相乗。それともフレンチトーストをアイスと共にデコレートしようか、いっそトーストパンに挟んじゃえ、などなど機略縦横のカスタマイズが無限通りに。 そして今回のもうひとつの目玉は、セルフで自由に挟むハンバーガーコーナー。 バンズ、パテ、スライストマト、レタス、スライスチーズ、ケチャップ、バーベキューソース、てりやきソース、マスタードバター、そしてピクルス。 パテのバーグは手ごね焼き立てアツアツ…という訳には全然いかなかったが、チーズ挟み放題及びピクルス乗っけ放題が効果を上げ、マックのチーズバーガーに肉薄するテイストが文字通り味わえる。原価のお高いトマトも嬉しい。 人気コーナーだったセルフ中華そば&点心を思い切って排除して取り入れたこの新機軸。フェアのテーマ性とも親和して、十分奏功している。 さらに、毎晩必ず供される、タイムサービスの実演も見逃せない。 コックコート姿のパティシエさんが実演でその場で仕上げてくれる新鮮スイーツの提供。 今回は[ルシュッド風オレオシェイク]。びっくりするほど甘いシェイクだが、品としては面白い。 尚、実演タイムに入るとウェイトレスさんが“只今タイムサービスを行っておりますので、よろしければどうぞ”とお声を掛けて下さるので、見逃す心配はなし。 忘れちゃいけないドリンクバーもチェック。 ホットコーヒー・紅茶は現在オーダー式となったが、セルフのアイスドリンクはガラス製サーバータンクで供給。ラインナップはアイスコーヒー、オレンジJ、グレープFJ、パイナップルJ、ウーロン茶。 そして筆者の知る限りココでしか見覚えが無い、珍しいサイダーバーには思わず瞠目。5種のジュース原液を炭酸水で割ってセルフでサイダーをカスタマイズ!但し筆者は炭酸が苦手なので割愛。 それでもセルフのサイダーにアイスや果物を自分で飾るのは、確かに楽しそうだ。 今回の感想を総括して申し上げると、パティスリーケーキは相変わらず大変美味しかったし、テーマスイーツについても、お味はちょっとドンマイな品も目立ったが、ユニークさと賦活性があってなかなか面白かった。 何より特筆はトッピングコーナーの登場。 特にバニラ粒たっぷりアングレーズソースとホイップかけ放題フィーチャーの導入により、今まで中途半端だったフレンチトーストとパンケーキとアイスクリームのセッティングが、一挙に息を吹き返した。 それぞれフル活用してワンプレートスイーツをアレンジコーディネートするのには心が躍る。 傍にシフォンケーキか焼き立てクレープをレギュラー品として措定したら、もっと活かされるのではないか。 また、空いた皿は席に戻ると必ず下げられているきびきび接客も上々。 今回は開始より30分早く到着したのだが、問題なく予約した席に案内して下さり、“お待ちの間何かお飲物でも”と、元来セルフのはずのアイスコーヒーまで先立ってテーブルサーヴして下さる気の効きよう。サービスは確実に向上している。 更に礼賛すべきはコストパフォーマンス。デフォルト料金2,400円はディナーとしてはそこそこのお値段だが、各フリーマガジンに2,100円クーポンが常に出稿されているし、一休予約経由だと2,000円、さらに公式クーポンコーナーにて閑散期に前触れなく突然アップされる“直前ネット予約割り引きで1,800円”!という、大幅値引き特典も登場。 価格高騰傾向の昨今、中区の駅前ホテルでバーガーのような軽食もあって実演のおもてなしもあって、二千円を下るお値段でディナースイーツが楽しめるというコストパフォーマンスの奮闘ぶりは、十二分に賞賛に値するというもの。 唯一非難すべきは、よそから仕入れた安物スイーツの混在。しかしまぁ、そんなもの掴まされる方が悪いか。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [8] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [10] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [9] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [9] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [8] | 総合【★★★★−】この度掛け値なしで初めて四つ星評価。CPと楽しさ千変万化の企画性を礼賛。 |
▲シャポネーズ(和栗の緊密感に圧倒),ショコラプラン,ショコラピラミッド(ほのかなラズベリーの後味が心ニクイ) | ▲苺フレーズ,苺のタルト,焼きチーズスフレ(相変わらずパティスリーケーキが上質) | ▲モンブラン,アメリカンダークチェリーワッフル,デニッシュドーナツ |
▲シュークリーム,ココアカップケーキ(ミントクリーム味が面白い),パンケーキ(ホイップとアングレーズたっぷり) | ▲フレンチトーストにバニラアイスとホイップとアングレーズソースとキウイソース、カットメロンを添えて | ▲オレンジJ,オレンジタルト(生地がかなり美味しい),ペカンタルト,NYチーズケーキ(いかにも仕入れ品だけど十分イイ) |
▲実演ルシュッド風オレオシェイク,ポップコーン,カスタマイズハンバーガー(バンズはトースト可) | ▲バンズなしでハンバーガー具ののみ | ▲カットフルーツ各種 |
……アメリカンがテーマならラウンドホールまるごとアップルパイとかあったら、もっと良かった。 |
■名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線[伏見]駅G番出口から出てそのまま直進徒歩2分。右手側にある《名古屋観光ホテル》の1F。
【所在地】 | 〒460-8608 愛知県名古屋市中区錦一丁目19-30 名古屋観光ホテル1F ブラッセリー ル・シュッド |
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【営業時間】 | 午前6時半〜午後11時 |
【tel】 | 052-231-7711 |
【関連サイト】 | ホテル公式サイト 一休レストラン予約割引 食べログ |
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▲プチタルトやラスクのコーナー。アイスと一緒にワンプレートに乗せても相性いいゾ | ▲実演コーナー。今季はチョコレートシェイク!美味しいけどコレがまた強烈に甘くて、一気に飲み干したらダウンしそうになった |
▲コレはなかなか面白い、セルフのサイダーコーナー。5種類の原液を炭酸水で割って、場合によってはブレンドしたりアイスを浮かべたりして、お好きにカスタマイズ | ▲スクエアシートは無視したが、一切れごとにイチジクが乗った一番手前の青リンゴムースにはちょっとそそられる |
▲そうそう、塩味ポップコーンは手軽なお口直しとして活躍。味変や箸休めの度に毎回ハンバーガーはキツイもんね | ▲パティスリースイーツのハーフカットコーナー。実はココが白眉。アップルパイと苺タルトとピラミッドはすぐ売り切れて、後半はシュークリームばっかり。でもソレも美味しかった |