名東区/一社駅

旬楽膳ダイニング 名古屋地アミ店

▲名古屋より一宮と岐阜で名が知られているスーパーカネスエ系列のナチュラルストア「旬楽膳」。因みに“じあみ”とは近くの交差点の名前 ▲こちらが毎日午後に格安開放されているデザートバー。オープン冷蔵ケースにて、ゼリーもムースもひんやり。因みにかけ放題生クリームはちゃんと動物性
▲冷蔵ケース左側三分の一にはランチビュッフェメニューの冷製惣菜が侵食している。勿論料金外だから盛っちゃダメよ ▲スーパー及びダイニング入り口付近。ところで公式サイトでは現行グランドメニューとかバイキングの案内とか、インフォメの更新が何一つないから困っちゃう

― DATA ―
企画名デザートビュッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【極小】
お値段842円
制限時間なし
実施タイム営業日午後1時半〜4時(ラスト入店3時)
ドリンク飲み放題!
その他ルール全席禁煙
※ようつべに動画あるよ!⇒GO!
2011年版リポートはこちら
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[7] ※2015年7月で842円デザートビュッフェは廃止。1,384円ランチビュッフェは好評継続中である。

●カネスエ系列のナチュラルフードストア《旬楽膳》敷地内のカフェで、毎日完全レギュラー実施で執り行われている格安デザートビュッフェ
 料金なんとドリンクバー付きで842円。しかも制限時間なし。スーパー営業日なら土日祝でもクリスマスシーズンでも実施。

 その弛みない運営姿勢により、いつでも立ち寄れる安定感バッチリ!……と言いたい所だが、赴いた日がたまたま運悪く、店舗側が緊急の修繕を施工すべく臨時休業だった……という悲劇の辛酸を嘗めたことが、実体験で一度だけあった。
 まぁ基本的には年中無休の毎日実施の店ではある。

 尚、同カフェは1,384円のランチビュッフェや、745円のモーニングビュッフェも、日々常套に実施中。
 これらブッフェ設備とメニューの流用により、午後のデザート食べ放題料金の低廉開放を実現させている。


 カフェの印象を例えてみると、社内の雰囲気が良くて業績も温順な会社の社員食堂……といった趣き。派手な演出は無いが清潔感と温かみがあり、ベージュとブラウンによる暖色系カラーリングにより、居心地はなかなか悪くない。
 因みに夕方4時閉店の同店デザートビュッフェ受付時間は1時半〜3時までだが、同じく3時まで1,384円のランチビュッフェのオーダーもうけたまわっている。補充もしっかりしているので、なんなら遅めのお昼ご飯として挑んでもOK。

 ドリンクバーも少数ながら個性が光っている。有機栽培豆によるHotコーヒー、Hot紅茶、健美草茶、くずまき牛乳、の4種。さらに付属の小瓶型ジャグ入りガムシロップも粗糖の琥珀色で、どこかしらやわらかな甘さ。
 [くずまき牛乳]は品質的には生クリームに近いそうで、コーヒーフレッシュ代わりとしても置かれている。珈琲・紅茶へ割ってもいいが、勿論そのままコクコク飲み干してもよろしい。

 デザートバーのラインナップはと言うと、ケーキ5種、ゼリー2種、ヨーグルト和え1種、カットフルーツ1種、そしてトッピング用生クリーム
 料金からしてやはり重たいアントルメは無く、抑え目のしなかず。ムースとプディング、ゼリー中心の編成。
 あまりに恬淡な品揃えに不安を抱きそうになるが、ひとつふたつ頂けば、その滋味深い良質な作りにお代わりがいくらでも進みそう。


 際立って良質だったのが[抹茶のムース]。安物シートとあまり変わらぬ外見からは想像つかぬ程の清澄な緑茶のお味と香りが、体に甚深と染み入るような思い。甘さも程よく抑えられて清々しいこと。シンプルな作りなので、3巡目ぐらいで付属の生クリームを添えると、これまた堪らなくてますます食が進む。
 [苺のムース]も同工の丁寧さが伺える良作。これでトッピングできる生苺やピューレがあれば最高なのだが贅沢言い過ぎか。
 [コーヒーゼリー][オレンジゼリー]は品質的には水準だが、ここでも生クリームが大活躍だ。

 [チーズケーキ][チョコレートケーキ]は明らかに別工程の仕入れ品ではあるが、それほど低質ではないのでこちらもぼちぼち頂いて楽しんだ。


 ところで同店舗は以前、現行とは若干異なるフォーマットによる680円甘味食べ放題を行っていた。
 ドリンクが1杯ついて、食べ放題ケーキは2品のみで、あとは梱包されたままの同社の和菓子や焼き菓子が中心のささやかなデザートバーによる、現行のシステムの前身的なもの。
 休止期間を挟んで2014年9月から再始動した現在では、簡単ながらフリーのドリンクバーがついて開催時間も利用し易くなり、さらにお味も邁進。
 料金は僅かに嵩が増したが、サービスと品質の向上は値上げ分の納得以上。

 もちろん、ホテルブッフェのスケール感やパティスリーによるバイキングの重厚さを求めることは出来ないが、安さやCPだけでは得られない、何か大我的な徳も貰えた満足感さえある、穴場のスイーツブッフェである。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[8]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[9]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[8]
立地
(場所は便利かどうか)
[5]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[9]
総合【★★★★−】健康志向を維持したままでこのコストパフォーマンスぶりは殊勝この上ない。

当日の収穫!

 
▲チーズケーキ,パンプディング×2(ひんやりプディングの中にはレーズンとくるみも入ってる) ▲チーズケーキwith動物性生クリーム,苺のムース(苺果汁のテイストがしっかり) ▲苺のムース×2with生クリーム,パンプディング×3with生クリーム
▲抹茶のムース×2(いい忘れたが黒豆が抹茶ムースに入ってて一層ヘルシィ),チョコレートケーキ×2 ▲チョコレートケーキwith生クリ,抹茶のムースwith生クリ ▲コーヒーゼリーwithくずまき牛乳(コヒゼリはもっと味と香りが強いと嬉しい),オレンジゼリー+パイナップル
▲バナナヨーグルト(非推奨…),チョコレートケーキwith生クリ ▲チーズケーキ×2with生クリ,苺のムース×2with生クリ ▲追加補充された洋梨ヨーグルト(洋ナシピューレが面白い)
▲同じ品のループだけど全くクドくないのでおかわりがよく進む ▲コーヒーゼリーwith生クリーム ▲最後はくずまき牛乳を1杯
……あまりに格安で頂きやすくて、近場の《フレイバー》がちょっと慌てそうな1軒。

― みちあんない ―

■市営地下鉄[一社]駅@番出口より徒歩15分ほど。改札から出た方向を右折、しばらく10分程直進。[よもぎ台三]交差点もさらに直進、[よもぎ台]交差点で右折。さらに[地アミ]交差点を直進、左手側。または市営バス停[じあみ]から下車1分。

【所在地】〒465-0015
愛知県名古屋市名東区若葉台1402
旬楽膳名古屋地アミ店内 ダイニング
【営業時間】午前10時〜午後8時
【tel】052-760-3071
【関連サイト】公式サイト  食べログ
【PR】

▲ドリンクバー。珈琲・紅茶はHotしかないので、アイスが欲しい方はキューブアイスで冷やしてどうぞ。ガムシロップとミルクも独特の品が設置 ▲追加ー!補充も心配なし!品切れたプディングもムースも、時間内ならすぐ出してきてくれるので、忌憚無くパクつける
▲店内のようす。やはり客層は主婦層が中心。デザートタイム目当てのお客もちらほら ▲因みにこちらがランチビュッフェの各メニュー。甘いもののみならずサラダやお惣菜も食べたい方は近場のフレイバーよりこちらの選択になりそう

(取材日:2014年12月12日)