昭和区 八事

サーウィンストンホテル Wカフェ(ダブルカフェ)

▲敷地の規模はそれほど広くないけど、めいっぱい高品格な雰囲気を醸し出しているサーウィンストン。八事駅直結。 ▲煌びやかなショーケースの中には食べ放題のレギュラースイーツがひしめきひしめき。極上品ばかりでハズレがないのも嬉しい!勿論補充もちゃんとしてくれる。
▲相変わらずソファーやテーブルは座り心地が良い。若干狭いが吹き抜けの開放感でカバー。それにしても空気が異様にゴージャスね。ちょっとスノッブだけど ▲ソフトドリンクはオーダー式。コーヒー紅茶は勿論、[柚子コラーゲンスカッシュ]や[ほうじ茶ラテ]なんてのもあったぞ
― DATA ―
企画名デザートブッフェ
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【中〜極小】
お値段1,800円
2,000円
制限時間90分
実施タイム毎日平日午後2時〜午後6時
ドリンク飲み放題!
その他ルール毎月季節感のあるテーマに沿った限定スイーツ有り/90分経過時にラストオーダー/全席禁煙
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[10] ●当サイトイチオシのお店!お値段はホテルレストランとして相当抑えてあるし、毎日実施態勢の上にお味とサービスも安定、季節ごとのフェアも充実。
 地元や中部県民はもちろん、公共交通機関の把握や日程の調整が難しい旅行者にとっても安心して入店できる、大変希少なケーキ食べ放題スポットなのだ。

 くだんのサーウィンストンホテル内《Wカフェ(ダブルカフェ)》とは、市営地下鉄八事駅にほとんど直結のウェディングホテルのレストラン。
 店内の敷地は広くないものの、清潔で明るい吹き抜け建造、ロココ調を基調としたソファーやテーブルなどの貴族的な調度品、誰しもVIP扱いの如く丁重な接客対応……等々の華やかな演出による圧倒的壮麗さで、有無を言わさずセレブな香りに飲まれてしまいそう。

 そのデザートブッフェのフォーマットは、料金1,800円、毎日午後2時〜午後6時、オーダードリンクもお代わり自由、90分制限。予約受付もあるが、勿論飛び込み来店もOK。
 また、毎月季節感を持たせたフェアを月ごとに執り行っており、例えばストロベリーフェア、チェリーフェア、ハロウィンフェア、クリスマスフェアなど、趣向も様々。
 るぽ当日は新年明けた睦月ということもあって、“和スイーツフェア”が開催中だった。

 さて、毎回ココの店のセレブな空気に緊張しつつ入店。デザートブッフェをオーダーすると、先ずはフェアテーマに沿った、非食べ放題の限定ケーキプレートが登場。イギリス流ケーキスタンドでもてなしたりフレンチ流プチフールだったりして毎回趣向が凝らされているが、今回は和装。
 といっても渋い和菓子が出る訳ではなく、抹茶と八橋と黒ゴマの采配が面白い[和風オペラ]、柚子の酸味が鮮烈な[柚子のムース]、黒豆と黒蜜も爽やか[豆腐のブランマンジェ]、抹茶とチョコのクリームで出来た[抹茶マカロン]…という、和洋折衷な装いによる極めて洗練されたラインナップ。質もとんでもなく高いので一気にお皿をカラに出来る。

 でもソレはまだまだ序の口、ブッフェコーナーのショーケースには、色とりどり仙姿玉質のレギュラースイーツ達が煌いている。
 コレ程の品が食べ放題出来ちゃうのか、と思わず顔もほころぶ逸品が[フルーツタルト]。フォークが入りにくくて苦戦するタイプで(ナイフ使えナイフ)、土台タルトにしっかり固形感があるのにお口に入れるとホクッと頂ける、不思議な食べ易さ。瑞々しいたっぷり苺によく合うよう、甘さが強めの生クリームが、程よく奏功している。
 シュニッテン型で見かけは地味な[ベイクドチーズ]だけど、ずしっと重たい緊密さで食べ応えしっかり。ちょっと後を引く多めのバターの香りもグー。
 可愛い小瓶に流し込まれた[なめらかプリン]の出来も傑出的で、とても柔らかいのに質感がしっかり。濃厚な玉子テイストとバニラビーンズの配分にはうっとり。
 [モンブラン]の下地は、ウエハースとダックワーズの合いのコのような独特食感の焼き菓子でサクサクホロホロ。枯淡な色合いのマロンクリーム×生クリームも端正な味。
 あともう1品素晴らしいのが[ロールケーキ]。フォークを入れてみると表面がもちっとしているんだけど米粉かしら?その割りに食感はフワフワで玉子の味がむんと香る。カスタードクリームの美味しさにもニッコリ。

 一方、レギュラーケーキショーケースとは別にブッフェボードがあって、こちらでは左手側に焼き菓子中心のプチフール郡、右手にハムポテトフライ、コーンスープ等調理系お口直し部門。
 調理系はそんなに重視しない主義だけど、あまりにスイーツが重厚で甘さも濃かったのでコーンスープを多めに頂いたのだが、これがまた味がいい上に熱々チンチンなのが嬉しい!(注:名古屋弁でチンチンは非常に熱いの意)
 バイキングスープって弱めの保温で冷めかけのイメージがあるので、ぐいっと飲んだらハチャチャーとヤケドしそうね。

 価格相場を鑑みると、他のホテル系デザートブッフェは、かつてのヒルトンが2,700円で、名古屋観光ホテルが2,000円なのだが、《サーウィンストンホテル/ダブルカフェ》は1,800円という値段に抑えながらも、他店より味も質もサービスもワンランク突出。ぜいを尽くしたおもてなしの心づくしは、こちらが襟を正して緊張するくらい!
 フリマガなどのメディア露出はあまり多くないのだが、とにかく期待は外さない、手放しで筆者が推薦するスポットである。
 う〜ん、八事駅近郊には《キャナリィ・ロウ八事店》という、超〜〜強力なドルチェバイキング店もあって迷っちゃうよね〜。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[9]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[9]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[9]
立地
(場所は便利かどうか)
[9]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[9]
総合【★★★★★】なぜこのお値段でこれ程の良質のサービスが提供出来るのかと、ひたすら驚愕の1軒。

当日の収穫!

▲和風のオペラ(特に黒ゴマがおいしい),豆腐のブランマンジェ(ほっぺた落ちそう) ▲柚子のムース(酸っぱい!),抹茶マカロン(冷えてて尚且つクリーミィ) ▲ショートケーキ(アラザン+苺+ブルベリ+ピスタチ),チョコレートムース(木苺ソースin複数層チョコムース)
▲ベイクドチーズ,なめらかプリン ▲モンブラン,クレームブリュレ(プリンよりさらに濃厚で死にそう) ▲アップルパイ(リンゴにややクセあり),パウンドケーキ(オレンジピールがいい),フィナンシェ
▲エクレアショコラ(エクレアの皮だけ食べてもじんわりンマい),フルーツタルト ▲オペラ(固形感があるのに口どけまろやか。洋酒の香りもアダルト),ロールケーキ ▲ギモーブ(ふんわりマシュマロ),バトンフロマージュ(スナック菓子ぽいけどイケる),カヌレ(もっちり)
▲フルーツ盛り(底に上等なブルーベリーも入ってるよ),キャラメルムース(キャラメル味の主張が凄い) ▲金柑コンポート,マカロン(ここのマカロンおいしいわね) ▲ハム2種,フレンチトースト,フレンチポテト,コーンスープ
……今回も1巡で90分は、あっという間のひとときだった。フェア限定品も創作センスが溢れていて楽しい!
▲ハム2種,フレンチポテト,カリフラワーのポタージュ

※2009年度版るぽありんす

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄八事駅@番出口隣接。サーウィンストンホテル1F。

【所在地】〒466-0825
愛知県名古屋市昭和区八事本町100−36
サーウィンストンホテル1F Wカフェ
【営業時間】午前9時〜午後11時
【tel】052-861-7901(カフェ直通)
【関連サイト】ホテル公式サイト 食べログ
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▲Hot紅茶は4種類用意。濃淡美しい色合いの見た目も楽しめるよう、こんな風にご披露してある ▲調理系コーナー。最近“スープ庵”なるランチブッフェもはじめたそうで、こちらもちょっと行って見たい

(取材日:2011年1月19日)