▲元気の郷すくすくヶ丘中庭。前回来た冬の季節には止められていたが、夏の間は流水が開栓。子供らの水遊びで非常に賑やか | ▲こちらがスイーツバイキング冷蔵ケース部門。一見安物に見えるが、どれも手の込んだ出来立ての手作り品。質実剛健なすこやかスイーツをお好きなだけ! |
▲こちらは焼き菓子部門のガトーショコラとはっさくタルト。 | ▲自動ドア内風除室でパチリ。毎回ちゃんとポスターを発注してイーゼルを立ててスイーツバイキングイベントを告知。 |
▲元気の郷特製、ヘルシー焼ドーナツ!ケーキに飛びつくのもいいけど、珈琲やジェラートと共にじっくり焼ドーナツを嗜むひとときも至福の極みね | ▲時限スイーツほうじ茶ブリュレ。遅れて取りに行ったところ残りは4品。因みにこれが払底した後はお口直しポテトチップスが登場した |
企画名 | アフタヌーンスイーツバイキング |
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メインメニュー | ケーキ/焼きドーナツ/創作ジェラート |
ケーキのサイズ | 【極小】〜【中】 |
お値段 | 1,400円(税サ込) |
制限時間 | 90分 |
実施タイム | シーズン恒例/指定期間2週間にわたった平日午後1時〜午後5時/2017年5月15日〜26日 |
ドリンク | 飲み放題! |
その他ルール | 全席禁煙 立地・ローカルルール・行列度等難易度が高いので初心者非推奨 ※ようつべに動画あるよ!⇒GO! |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [9] | ●2013年以来シーズン毎にスイーツバイキングを定例開催している大府市《元気の郷/すくすくカフェ》については既に礼讃を寄せたリポートを上梓しているが、今も尚恒例イベントとして一層地域に根差しつつ、益々クオリティの邁進を図られているようなので、ここに熱を込めて2017年版すくすくカフェバイキングルポをリライト。 尚、元気の郷やすくすくカフェ自体の施設概要については、公式サイトや当サイト前回リポートをご参照されたし。 現システムの概要をさらうと、スイーツバイキングの料金は90分制の1,400円。 初開催当初より僅かに値上げしているが、十二分の費用対効果により全く気にならない。クオリティを考えればとんでもない激安と言っても過言ではない。 基本限定開催で、実施期間は季節ごとの閑散期に公式サイトなどで告知される。 2週間にわたった平日限定、午後1時から午後5時まで……というのがここ最近のフォーマット。 が、来客殺到時には早くも午後1時の段階で長蛇の列、受付は既に終了……という、目も当てられぬ大惨事も。 TV取材放映直後や各シーズン後半の時節になると、その可能性が高いようだ。 よって確実にありつきたいのなら、受付開始の午後12時半以前に指定行列最後尾に並んでおかねばならない。受付の従業員さんに名前と人数を申し入れ、開始の1時まで待機だ。 尚、席の確保が許されるのは12時45分から。 色々ややこしいと思われるかもしれないが、このバイキングのお値段とスイーツのクオリティで得られる多幸感からすれば、何も厭わぬことはなし。 午後1時を過ぎて名前を呼ばれたら係員さんのところまで馳せ参じ、バイキング許可証2点(テーブル設置用とジェラート注文提示用)と限定スイーツ引換券を受け取るべし。 許可証をテーブルに設置して、ようやくバイキングがスタート。尚館内放送で時限スイーツ配給の知らせがあるので、その際は引換券を携えて珠玉の出来立てを確保すべし。 他、ケーキが1度に盛れるのは4点まで、ジェラート&ソフトクリームのオーダー時にはショーケース前で許可証を提示、空いたお皿はセルフ返却、バイキング許可証は終了後にカウンターへ返却……といった各ローカルルールもご遵守願いたい。 ― 食べ放題商品 Line Up ―【焼きドーナツ】米粉ドーナツ,ケーキドーナツ,クロワッサンドーナツ…等々、味違いも含めて総勢12種類。 知多産の米粉や小麦粉を使用、油で揚げていないのでお味も食感も非常に軽やか。 他店ドーナツチェーンと比べてもお腹に入り易い。珈琲にもジェラートによくよくマッチ。 【焼き菓子】 はっさくタルト,ガトーショコラの2品。 ホールで供されるベイクドスイーツ。 【プチフール】 苺タルト,苺ショート,オレンジのババロア,ロールケーキ,アールグレイ&みかんロール,ぷちシュー,グリオットのレアチーズムース,極上プリン,杏仁豆腐マンゴーソース……の9種。 サイズが小ぶりなので、区分けは“プチフール”と銘打ったが、素材も鮮度もお味はビッグサイズ級。 しなかず9種は一見少ないようで、一通り頂いた後の2巡目がとても楽しみな程のクオリティ。 【ジェラート】 あきひめいちご,あきひめいちごミルク,キウイ,パイナップル,こく濃ミルク,お米,抹茶,クッキー&クリーム,チョコレート,黒蜜きな粉もち,杏仁,牧場ソフトクリーム……等々、計20種。 どの品も、目の覚めるようなフレッシュ果汁テイストとミルクの特濃さに圧倒されるはずだ。 きな粉餅ジェラートやお米ジェラートなど、驚き食感の和装創作ジェラートも特筆。 【スペシャルスイーツ】 お一人様1個限定の時限スイーツ。バイキング購入時に貰える引換券との交換により配給。 今シーズンのメニューは1時半の部が[ほうじ茶ブリュレ]、3時が[苺スムージー]。 筆者がドーナツ及びジェラート味違いの食べ比べに夢中になって引き換えを忘れていたところ、 “時間を過ぎると提供できなくなってしまうのでお早めにどうぞ” ……と、わざわざお声をかけて下さるご配慮も。 【ドリンクバー】 コーヒーHot/Ice,紅茶Hot/Ice,アップルJ,オレンジJ,アイスミルク。 アイスドリンクは汲み置きピッチャー、ホットドリンクは保温されたドリップポットで提供。 ― 今回はコレが美味しかった! ―同店バイキングでのアントルメ類は前回時間いっぱい使ってじっくり堪能したので、今回嗜むべきはジェラート全品。ドーナツと好きに組み合わせてアシェットデセール風に盛り合わせるととても楽しい!お味も重畳であった。 中でも、こんなの食べたことない!と荒肝を抜かれたのが[お米ジェラート]。 基本はミルキーな特濃アイスクリームなのだが、和えられたお米の粒々食感が独特で、ジェラート全体に生命力すら感じてしまいそう。米の香りがまとう仄かの後味も至妙。 [チョコレートジェラート]は適度な甘さ、適度なチョコ味に思わず相好が崩れそう。使われてるチョコチップも上等なので、一口一口捕まえるように味わえば、得も言われぬ妙味に。 前述[お米ジェラート]や[牧場ソフト]の特濃ミルキー感も素晴らしかったが、濃厚さでは[クッキー&クリーム]が一頭地を抜く。 惜しみなく生クリームを投入した濃密さは、実際に頂いて是非感激して頂きたい。クッキー粒の食感にも陶酔。 一方、オープン冷蔵ケース内アントルメ達それそれのクオリティも良質。 飾りつけの無いキューブカット提供による無欲恬淡な見栄えに似合わず、個性あふれる一品一品が極上のクオリティを誇っている。 [グリオットレアチーズ]は濃密なのに癖が無く嫌味の無い、優し〜いチーズムース。甘酸っぱいグリオットチェリーのアクセントも決して邪魔にならず、レアチの味を際立たせている。 [苺のタルト]も美味しかった。大ぶり新鮮苺にフレッシュカスタード、しっとりタルト土台に底のパイ生地……とどれも文句の付けようが無い。見た目はシンプルだがとても丁寧に仕上げられている。 同じような称賛は[苺ショート]にも該当。キューブカットの見た目は凡庸なのに苺も生クリームもジェノワーズも、味はとてもパワフルだ。 他ロールケーキ2品も相当贅沢だし、ふわとろなプリンやマンゴー杏仁も完食直後におかわりへ食指が動くし、創作焼きドーナツや焼き菓子も妙味だし、これに[ほうじ茶ブリュレ]なんて心のこもった時限品まであるのだから、90分間大忙し! ついでに言うと、ホットコーヒー・アイスコーヒーも美味しかった。どこにも手抜きが無い。 後で知ったが、今シーズン2週目後半には開始前の行列が激しかったようで、スタート時刻であるはずの1時で早くも受付終了!という騒乱の事態もあったとのこと。 しかし筆者来訪の1週目半ばには開始前にほんの数組が並ぶ程度。胸をなでおろすと共に、心行くまで元気の郷じるしの各種スイーツを堪能した。 当日は薫風爽やかな初夏の気候に恵まれ、フードコートも施設全体も大賑わい。 主婦ばかりでなく老夫婦や平日休みのパパ客・男性客もちらほら。屋外では流水で水遊びする子供達と母親で実に賑々しい。 地域にも愛される《元気の郷/すくすくカフェ》は、今や大府市自慢の名所なのだ。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [6] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [7] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [8] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [5] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [9] | 総合【★★★★−】地元では高名な名物バイキング。一見さんは前知識リサーチを怠るべからず。 |
▲杏仁ジェラート,抹茶ジェラート(どちらも期待を裏切らぬお味) | ▲キウイジェラート(キウイのクセが鮮烈),牧場ソフトクリーム,米粉ドーナツ2種 | ▲苺ジェラート,チョコレートジェラート |
▲黒蜜きな粉ジェラート,お米ジェラート,ケーキドーナツ2種 | ▲マンゴー杏仁豆腐,極上プリン,グリオットレアチーズ | ▲クッキー&クリームドーナツ,パイナップル,ほうじ茶キャラメリゼブリュレ(ほうじ茶とカスタードが合う!) |
▲アールグレイ&みかんロール(香りも味も面白い),苺のタルト,プチシュー(プチシューのクセにンまい!) | ▲マンゴーババロア,苺ショート,ロールケーキ(ふわふわ過ぎて掴むときヒヤヒヤ) | ▲いちごミルク,はっさくタルト(はっさくがジューシー) |
■JR[大府]駅西口から徒歩で赴いたところ40分ほどかかった。ただ公式の案内のとおり、大府駅とげんきの郷に停留する100円乗合バスもあるので、そちらを利用した方が良いだろう。
【所在地】 | 〒474-0041 愛知県大府市吉田町正右工門新田1−1 げんきの郷 すくすくカフェ |
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【営業時間】 | 午前9時〜午後6時(月初めの平日定休) |
【tel】 | 0526-45-4080 |
【関連サイト】 | げんきの郷公式サイト すくすくヶ丘公式ブログ 食べログ |
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▲手前の苺タルト美味しかった!カットサイズは小さいのに苺がぶりぶり乗ってるしカスタード濃いし生地もしっとりこおばしいし。 | ▲正午頃のバイキングコーナー。まだ人は並んでいないが、受付時間が近づくとココを先頭に行列が伸び始める |
▲ドリンクバー。実は当日Ice珈琲の補充が追いつかず、仕方なくHotを多めの氷で冷やして飲んだが、十分味が濃くて美味しく頂けた | ▲対面オーダーでカップに盛ってもらうジェラートコーナー。開始直後はこちらの方がすいているので狙い目。どれも絶対おいしいのでコレに終始してもイイくらい |