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- 坂口安吾 - 『坂口安吾全集』
(ちくま文庫)生きる指針。
「すべて『一途』がほとばしるとき人間は『歌う』ものである」- ニーチェ - 『ツァラトゥストラはかく語りき』
(岩波文庫)強く生きる心を学んだ。
「私達は、好敵手からは手加減されたくない。また自分が心底から愛している人達からも、そのように扱われたくない。・・・・・」
「私は人に道を尋ねるのが、いつも気が進まない。・・・それは私の趣味に反する!むしろ私は道そのものに尋ねかけて、道を試すのだ。」- 西尾幹二 - 『ニーチェとの対話』
(講談社学術新書)おそらく、この著書によってニーチェに興味を抱いた。
ニーチェ入門に最適。- 山本七平 - 『「空気」の研究』
(文春文庫)日本人は「空気」に支配されている。
理論や理屈以前に「空気」がある。この空気支配を破る事を「水」を差すという。
日本人の行動様式を解き明かした名著。『日本資本主義の精神』
(文芸春秋)「日本はなぜ一生懸命」働くのか。
日本人の労働倫理、精神風土を解き明かした名著。『静かなる細き声』
(PHP研究所)鋭い批評家であると共に敬虔なクリスチャンでもある山本七平。
宗教に対する暖かい眼差しを感じる。「寛容」を学んだ。『俺様の宝石さ』
(ちくま文庫)日本モータースポーツ黎明期、伝説のドライバー、浮谷東次郎の米国滞在記。
当時お世話になっていた方に頂き「こういう生き方もありだ!」と衝撃を受けた。
ガムシャラに這いずり回ってでも生きて行く姿勢、見習わなくては.....。- リチャード・バック - 『イリュージョン』
(集英社文庫)『かもめのジョナサン』のバックです。
彼の生き方、思想には全面的な賛成は出来ないが、影響を受けたのは事実。
『ONE』、『翼に乗ったソウルメイト』などハマりました。- 新渡戸稲造 - 『武士道』
(岩波文庫)「宗教のない日本に道徳教育はあるのか」との問いに対する新渡戸の回答。
「武士道」などと言うと、「封建的」「好戦的」と批判的に受け取られます。
道義退廃などと嘆く前に是非ご一読を。- 福沢諭吉 - 『丁丑公論・瘠我慢の説』
(講談社学術文庫)利のみで動いてはならぬ、痩せ我慢が必要なときもある。
『丁丑(ていちゅう)公論』は西南戦争での西郷隆盛を弁護、『瘠我慢(やせがまん)の説』では勝海舟、榎本武揚らを痛烈に批判。
反骨の人なのです。『学問のすゝめ』
(岩波文庫)「天は人の上に人を造らず」この後を御存知ですか。
「されども今広くこの人間の世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、・・・その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。」そして、「されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由(よ)って出来(いでく)るものなり」
文字通り「学問のすゝめ」、単なる平等論ではありません。- サミュエル・スマイルズ - 『自助論』
(知的生き方文庫)「天は自ら助くる者を助く」で始まる名著。
諭吉の『学問のすゝめ』と双璧をなす独立自尊のススメ。
講談社学術文庫からは明治期に広く読まれた中村正直訳『西国立志篇』も。- 梅原 猛 - 『森の思想が人類を救う』
(小学館ライブラリー)環境、教育問題を哲学・宗教の視点の視点から問題提起。
突拍子もない発想にはいつも驚かされるが、本著も例外ではない。
釈迦やキリスト、孔子、ソクラテスの批判から始まるとは。正に目から鱗。快著。- 渡部昇一・平泉 渉 - 『英語教育大論争』
(文春文庫)日本人は論争が苦手といわれるが、彼らは別格。かく行うべし、とういう見本。
当代一流知性の激突。昨今見られる論争のための論争とは違う。- 司馬遼太郎 - 『「明治」という国家』
(日本放送出版協会)司馬さんの日本を見つめる暖かい目を感じる。
日本を語るとき、こう言います。「私たちは〜こういう経験もしました」と。
司馬さんにとって日本の歴史は司馬さん自身の歴史でもあるのです。
日本の歴史は私たちの歴史なのです。この感覚を司馬さんから学びました。『坂の上の雲』
(文春文庫)学校の授業での近代史は苦痛でしたが、これを読んで変わりました。
日本、日本人が好きになりました。
どの時代の日本人もそれぞれに一所懸命生きていたんです。
“坂の上の雲”を見上げながら。『峠』
(新潮文庫)“越後の竜”といわれた長岡藩筆頭家老、河井継之助の生き様。
司馬さんの継之助は「人間は立場で生きる」と言います。
それぞれの立場がある。いわゆる官軍にも幕軍にも、もちろん長岡藩にも。
立場に善・悪はない。自分の置かれた立場を一所懸命に生きていたのです。
歴史を広い視野で見ることを学んだ。『城塞』
(新潮文庫)“大坂の陣”における真田幸村、後藤又兵衛、明石全登らの活躍と死。
人には負けを覚悟の上でも戦わなければならぬ時がある。「気概」を学んだ。- サン・テグジュペリ - 『夜間飛行』
(新潮文庫)夜間飛行に命を賭ける飛行士の物語。
「人生には解決法なんかないのだよ。人生にあるのは、前進中の力だけなんだ。その力を造り出さなければいけない。それさえあれば解決法なんか、ひとりでに見つかるのだ。」『星の王子さま』
(岩波書店)「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。」
キツネが王子さまに語った言葉。重いのです。- 宇野千代 - 『行動することが生きることである』
(集英社文庫)名言の宝庫です。
「人間の考えることは、その人の行動によって引き出されることが多い。」
「しかし、一ぺん人に笑われたら、あとは笑われた者の得だ。」
「真の友だちに対しては残酷になりたい、と私はそんなことを思ったのでした。」- 福田恆在 - 『日本人への遺言』
(文春文庫)日本保守主義の源流。
「贋物の善より本物の悪の方が、ずっと教育的だといふことを、私たちは忘れてはならない。」
「自分だけの正義といふものはなく、正義はつねに主張のうちにある。相手のため、他人のためと言つたところで、どうしても人を強制することになる。」
「善玉と悪玉とを単純に分けて考へる俗論を警戒せねばならぬ。ことに新聞はその種の道徳的センチメンタリズムと絶縁しなければならぬ。」