シャモニー編T/エギーユ・デュ・ミディー  他の写真→ エギーユ・デュ・ミディー  バレー空中散歩  エルブロネル

  ツェルマットからシャモニへ
   
   ツェルマットのホテル・パルナスで同宿した高橋さん夫婦と偶然にも移動日と行き先が同じになり、
   旅は道連れと言うことで一緒に荷物を持って、いよいよ最終訪問地の期待のシャモニーへ出発です。

   ツェルマットから氷河特急でマッター谷を下り、ローヌ谷のスイス国鉄の幹線鉄道駅のフィスプへ。
   ここからジュネーブ行特急に乗り換えて、マルティニで下車。ここはフランス語圏で駅の売店の看板はフランス語。
   ここは連絡が悪く45分の待ち時間もあり、天気は曇りで山から吹き降ろす風は冷たかった。
    
   マルティニを出てしばらくすると電車は針葉樹が茂る山の中に入り、「えっー」と言うような所を登り始める。
   木が茂る山の台地、それから渓谷沿いをくねくねと50分位で国境の駅ル・シャトラーデ・フロンティアに到着した。
   ここでフランス国鉄に乗り換えるが、直ぐに発車してしまい記念の写真は撮れずじまいとなった。

   フランス国鉄の乗った電車は、昔の日本の電車を思い出すような座席のクッションは悪く古臭かった。
   シャモニー谷に入ると雪の山が見え隠れするが、天気は曇りで山は良く見えない。
   5時間弱の電車の旅が終わり、ワクワクしながらシャモニーの駅に降りたが、駅は意外に静かで人も少なく、
   拍子抜けがした。1時間に1本の電車と車時代の現在ではこんなものかなーと思った。

   ガイドブックの地図を頼りに駅から真っ直ぐ伸びているメイン通りを確かめながら荷物を引っ張りながら歩いて、
   一番賑やかそうな時計塔ある交差点で高橋さん夫婦と別れ、そこから右へ10数m位の所にホテルを見つける。
   「ヴォンジュール」と言って、ホテル・ヴァウチャーを見せてチェックイン、部屋は4階でエレベータが無い!
   女性のフロントが、私の重たい荷物を4階まで持ち上げて来た事には吃驚した!フランス女性は逞しいようだ。

  シャモニー谷のマップ            


滞在中の天気は、ほとんど良くて素晴らしい展望が見られ、6日間フリーのモンブラン・パスを購入しても廻りきれない所が、数箇所残ってしまった
赤角印が行った所 赤点線はハイキングしたコース
 

  エギーユ・デュ・ミディー  
   2日目の天気を調べて、シャモニーに初めて来た観光客が最優先に訪れるエギーユ・デュ・ミディーに行きました。
   天気が良い日は、モンブラントンネル経由でイタリアからとスイスのジュネーブから日帰り団体ツアーバスがやってくるので、
   8時前にはロープウェイ乗場へとランチと防寒具をザックに詰めて、朝食もそこそこにホテルを後にしました。
   
   写真、TV、映画などで事前情報があっても、憧れの「雪と岩の王国」に身をおいた今日は、感激と感動の1日になりました。

 エギーユ・デュ・ミディーの説明図

 シャモニー1030mから中間駅で1回乗換え、
 標高差2750mを20分で駆け登る。
 72人乗りのロープウェイは時速45kmで
 すれ違う時の体感速度はすごかった。

 到着した北峰から高度感満点の連絡鉄橋を
 渡り、エレベータで中央峰の頂上テラスへ。

 図の15は、イタリアの展望台エルブロネル
 と連絡する3連のテレキャビン乗場です。
 バレー・ブランシュの空中散歩と絶景の
 パノラマを愉しむことができます。 

 図の16は、登山ルート出入り口でここから
 雪稜の登山ルートを通って、
 バレー・ブランシュ(白い谷)横断をはじめ
 色々なバリエーション・ルートに向かう。

 


以下の小さい写真はクリックすると別窓で拡大します
  団体ツアーより前にロープウェイ乗場に着こうと
  まだ町に陽が差さない中を歩きます。
  モンブランとミディーが朝日に光っている。
  天気予想通り、今日は良さそうだ。

  ミディーへのロープウェイ乗場。早く来たので
  まだ団体ツアーは来ていないようで良かった。
  一般観光客の1番目のロープウェイに乗れたようだ。  
 ミディーへのロープウェイの中間乗換駅に着くと
 ミディーに陽があたり明るくなっている。
 ここから頂上まで柱が無く、まさしく空中ロープウェイ。 
 ミディーに着くとまず鉄橋を渡り、狭いエレベータで
 頂上テラスへ行き、ゆっくりと深呼吸そしてモンブラン展望。

 白く輝くモンブランと登攀ルートのコスミック山稜。
 モンブランは、名前の通り真っ白だった。
何はともあれ中央峰に行き、まずはモンブランを背景に記念撮影しました
ご覧のように防寒対策の完全装備スタイルです 富士山より高く、周りは雪山でこのスタイルでないと寒いくらい 

北峰側の展望通路からも感動する素晴らしい展望が待っています
左のグランドジョラスと右にダン・デュ・ジェアン                    ベルト針峰をバックに雪のトンネルで
  
  登山コースの出入り口からの展望です。
  雪稜を登り終わった登山者とまだ雪稜を懸命に
  登っている登山者を見ることができる。
  
  東側に目を向けるとグランドジョラスを始めとする
  針峰群、イタリア国境まで見える。
  
北峰展望通路から北東から東側のパノラマ展望  午後過ぎになると雲が湧いてきてします 午前中はスイスの山まで見えていた
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 ミディーの南壁を登攀終了したクライマーが
 ちょうどピークに立った所に上手く遭遇しました。
 
 こちらは岩登りの初級ルートのコスミック山稜の
 終了ポイントにたどり着いたクライマー。
 
  頂上テラスから見た北峰テラス。
  ガスが出てきてシャモニーの街並みが見えない。
  午後を過ぎてくると雲が湧いて来てしまう。  

  エルブロネルへ行く小さい3連のテレキャビンの
  乗場です。これから白い谷の空中散歩に出発です!

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次回をおたのしみに!!!