シャモニー編T/バレー空中散歩  他の写真→ エギーユ・デュ・ミディー  バレー空中散歩  エルブロネル
   
   ミディーまで来たら、バレー・ブランシュ(白い谷)の空中散歩とパノラマはぜひ見たいと3連キャビンに乗り込みました。
   ここから距離5.5km片道40分間、白い谷を取り巻く「雪と岩の王国」の雄大でダイナミックな変化を楽しむことができる。
            

 ミディーとエルブロネルをつなぐ
 3連テレキャビンのルート状況図
 
 3連キャビンは距離5.5kmを40分で進む。
 5分毎に運行されており、
 片道40分なので40/5x3=24キャビンが
 1本のロープにぶら下がっており、
 上下合わせて48キャビンとなる。

 5分毎に乗客の乗り降りで停止するため
 氷河の上の空中でストップ/スタートし、
 若干ユラリとするが段々と慣れてくる。

以下の小さい写真はクリックすると別窓で拡大します
  ご覧のようにテレキャビンは小さく大人4人が座ると
  膝が触れ合うぐらいになります。

  ミディーを離れると快適な岩登りで有名なミディー南壁が
  目の前に見えて、ちょうど登攀中のクライマー2人が
  ゴマ粒のように見ることができました。
  標高差200mでほぼ垂直な1枚岩。 
 
 進行方向の左手にグランドジョラス、ダン・デュ・ジェアンが
 逆光に輝いて眩しい。
 
 振り向くと左後方にシャモニー針峰群の東面が見える。
 
  
  間もなくするとモンブラン・デュ・タキュルの東面の
  柱状岩稜の大岩壁が見えてきます。
  左のローソク状の岩峰はグラン・カピュサン。

  中継地点で行き違う3連キャビンと荒々しい
  モンブラン・デュ・タキュルの東面。
 中継地点を過ぎるとがモンブラン・デュ・タキュルの
 柱状岩稜の大岩壁が右正面に全容を見せてくれる。
 高低差800mの難度の高い登攀ルートが幾つもある。
 
 真正面の遠くにクレパス地帯と
 その右奥に氷雪の北壁で知られるツール・ロンド。
  3連キャビンが進んで行くと右手方向にツール・ロンドと
  ローソク状のグラン・カピュサンが大きく見えてくる。

  白い谷横断ルートのクレパス地帯。
  良く見ると微かに踏み跡が見えており、
  2日後にここを歩くので良く見ておいた。 
 左前方に大きく広がったジェアン氷河の上に
 逆光に輝くグランドジョラス、ダン・デュ・ジェアンが、
 そそり立っている様が見えてくる。 

 ダン・デュ・ジェアンがジェアン氷河に長々と特徴ある
 鋭い岩峰の影を落としている。
  北側にはベルト針峰群のドリュー、ベルト、レ・ドロワット  
  の岩峰と岩壁が整列してその威容を見せている。

  3連キャビンと背景にダン・デュ・ジェアン。
  
 取付き地点から氷雪壁の高さ350mの
 ツール・ロンドの北壁がすっくと聳え立っている。

 3つの岩峰が近づいて見えてくると間もなく到着である。
  
  到着直前にある岩峰フランボー。
  登山者が2か3人雪面を登っているようだ。

  雲が湧き上がるダン・デュ・ジェアン。
 エルブロネルの発着場の建物が目の前に近づくと
 速度がゆっくりとなってきた。
 40分間の空中散歩と「雪と岩の王国」は素晴らしかった。
 これを設計・実現した人に感謝感激だ。 

 テレキャビンの乗降場から見た3連キャビンと
 出入り口に遠くエギーユ・デュ・ミディーが見えている。 

シャモニー編T/バレー空中散歩  他の写真→ エギーユ・デュ・ミディー  バレー空中散歩  エルブロンネル

次回をおたのしみに!!!