中区/伏見駅前

ザ・テラス(ヒルトン名古屋2F)

▲かのブラッセリー・ザ・テラスが、僅か800円というアンビリーバボゥな低廉料金でデザート部門のブッフェを開放!あのケチなヒルトンが!? インックレーデボゥ!! ▲ヒルトン2Fのザ・テラス。因みにカリーブッフェ及びアフタヌーン/イヴニングデザートブッフェで有名なのはすぐ下1Fザ・ギャラリーの方。
― DATA ―
企画名デザートブッフェ(ランチブッフェ)
メインメニューケーキ
ケーキのサイズ【小】
お値段800円
制限時間なし
実施タイム平日午前11時半〜午後2時 ※'06年6月いっぱいでデザートonly800円枠を廃止。ブッフェ自体は存続
ドリンク別料金/コーヒー紅茶810円、その他ソフトドリンク800円/おかわりはフリー
その他ルールランチブッフェは2,300円でフルメニュー+コーヒー紅茶つき/他、前菜&サラダブッフェ1,000円、ホットディッシュブッフェ1,500円/onlyブッフェは予約特典10%引き対象外/土日祝日はランチブッフェ2,600円、onlyブッフェはなし/分煙あり
※各項目のポイントは10点満点で審査。総合★取りは5つが満点。
― JUDGE & COMMENTS ―

(ずばり、おいしいかどうか)
[7] ヒルトンホテルのデザートブッフェと言えば、認知度も高いが値段も高い! 確かに独特のトライフルとかフロマージュのたぐいにはときめくことはあるけど、日によって必ず美味しいモノばかりとは限らない。ハズレなフェア期間の大ハズレの日なんかにぶち当たると、『なにこれ開発途中の試作品大会?あふたぬん料金2,570円返せゴルァ!』なーんてこともあったり。
 しかしそんなヒルトンが、通常デザートブッフェの規模縮小版ながら、超・低廉料金で良質のムースやトライフルなどの最低限の定番メニューを揃えた、ランチブッフェテーブルのスイーツコーナーを開放するという、嬉しいメニュー枠をスタート。そのお値段、僅か800円ナリ。これまでホテルの肩書きに任せたインフレ料金設定に躊躇の無かったヒルトンにしても、名古屋のケーキバイキングの相場にしても、このデフレ・プライスは相当な快挙。何か別のセット料理がマストオーダーとか妙な足枷条件も一切なし。ヘタするとマックやミスドで飲み食いするより安いかも。これは買いだ!

 そのくだんのレストランはヒルトン2Fの《ザ・テラス》。ここでの通常2,300円の平日ランチブッフェはピザやパスタその他イタリアンな前菜・サラダ中心の、なかなかおいしそうなバイキング(見てるだけだったけど…)。それのデザート部門を限定してのオーダーが可能となっている訳で、前述のとおり料金は800円で時間制限なし、但しドリンクは別料金(おかわりはフリー)。デザートは常時11種程用意されており、補充は盛んでランチタイム後半には多少のメニュー入れ替わりも有り。

 各デザートのお品書きは1Fザ・ギャラリーとおんなじものか、おんなじ風合いを感じる品々。違いと言えば、大皿やワンホールでドンと出すのではなく、1人前ずつ小皿に切り分けて置かれているというのがザ・テラスの特徴。
 [シェリートライフル]なんぞは、階下のザ・ギャラリーでデカボウルごと出されてるいつものメニューを、まるでカンフル剤のような縦長の小瓶型のグラスに1コ1コ詰めてこしらえたというシロモノ。しっとりシェリー酒テイストのスポンジと生クリームとのハーモニーがイカすいつもの味と遜色なく美味しいので、リピートしていくつでもイケそう。
 そうそう、地味ながらムース系がいつも悪くないのよねヒルトンのスイーツって。ここでも[フレッシュベリームース]マンゴー味のムースが、爽やかに甘酸っぱくてとってもとっても食べ易い。ぽえっと乗っけた果肉のアクセントも嬉しいな。[抹茶のムース]も濃厚でかなりいいぞ。
 変わったところでは、ココナッツ風味のパイ生地にリンゴの果肉がたっぷり乗っかった[アップルガレット]が面白かったし、[フルーツコンポート]も粒々クランベリー+洋梨をドカドカ放り込んだ激甘ジュースといった感じで新鮮な食べ応え。今回は極端なハズレにでくわすことがなくて残念(?)。

 ちょっと憂んだのは、別料金のドリンクは相変わらずなインフレ価格ということ。ソフトドリンクが800円、コーヒー紅茶が810円もしてしまうのだから、そんなの頼んだらせっかくのお値打ち料金がダブルアップしてしまう(笑)。しかし思い切ってドリンクのまかないを切り離したからこそ実現できた低料金ブッフェなのだろうし、それにもしコーヒー紅茶がどうしてもセットで欲しいなら、階下ギャラリーのカリーブッフェでサラダ&デザートonlyコース1,400円の方にゆけばいいし。スイーツをフルメニューで挑みたいなら従来のイヴニングデザートブッフェへ、15%引きのフリマガクーポン持参で赴けば料金は1,785円にまで抑えられる。その時々のサイフの具合によって選択の余地が大分広がってきたということになり、ヒルトンホテル嫌いの当サイトには珍しくかなりの高得点で評価してしまいたい。
 空のお皿が2枚以上積み上がることもなければ、すぐに注ぎ足してくれるグラスのお冷やも底を見せないという、気配り盛んな接客にも瞠目。但し従来のネット/電話予約10%割引システムが、ザ・テラスでのonlyブッフェコースでは対象外となるので一応ご留意を。
雰囲気
(入りやすい店か、落ち着いて食せるか)
[6]
リベラル感
(実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか)
[8]
接客
(説明など不親切でないか、感じは悪くないか)
[10]
立地
(場所は便利かどうか)
[9]
お得感
(質量共に料金以上の満足が得られるかどうか)
[10]
総合【★★★★−】大幅値下げなびっくり低料金、でもお味の品質はそのまま。快哉!

当日の収穫!

▲チェリーチョコレートケーキ ▲品名不詳(レアチーズケーキ。チーズ自体は物足りないけど中に挟んだジャム苺がステキなの) ▲品名不詳(モンブラン。みかけは安っぽいけどマロンクリームがでりしゃす)
▲アップルガレット,フルーツコンポート ▲フレッシュベリームース,品名不詳(マンゴーのムース) ▲抹茶ムース,シェリートライフル
▲品名不詳(チョコバナナのロールケーキ) ▲フルーツサラダ ▲胡桃のチーズバー
……入れ替わりも含めて全13種登場。ヘヴィーなケーキはないがバラエティで個性的な品ばかりで2巡目もよゆーよゆー♪
▲フレッシュベリームース,黒胡麻ムース,品名不詳

― みちあんない ―

■名古屋市営地下鉄・伏見駅F番出口から出てそのまま直進、徒歩5分。ヒルトン名古屋2Fレストラン「ザ・テラス」で。入る場所は大通り側からでも正門からでもどちらでもOK。

【所在地】〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1丁目3番3号
ヒルトン名古屋2F ブラッセリー・ザ・テラス
【営業時間】午前6時半〜午後11時(金曜土曜は11時半まで)
【tel】052-212-1111
【公式サイト】ヒルトン名古屋公式サイト
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▲店内の雰囲気はフツーのレストランといった感じ。ふっこふこソファーに吹き抜け天井のザ・ギャラリーと比べるとちょっと見劣りはあるけど、接客はこっちの方がリキ入ってたゾ! ▲大皿やホールごとで出されてるのもワクワクだけど、こちらは可愛らしく小皿に切り分けてからお仕出し。山盛り取り大量食べ残し迷惑客への対策にもなりそう。
(取材日:2005年7月22日)