NAKAMOTO PERSONAL WEB SITE

 

 

11月へ
10/31 <McCartney>

まだまだ健在!


「マッカートニー、ポップ歌手長者番付でトップ」
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00000285-reu-ent

「マッカートニー、61歳で女児の父親に」
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00000284-reu-ent


cover←『公式海賊版』  ←『LET IT BE... NAKED』

10/30 <温故知新>

明治23年(1890)10月30日、『教育に関する勅語』発布。

今では封建主義の権化のように言われている教育勅語ではありますが。

子のたまわく、ふるきをたずねて新きを知る。


『教育に関する勅語』(国民道徳協会訳文)

「 私は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国をおはじめになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を完うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、美事な成果をあげて参りましたことは、もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は教育の根本もまた、道義立国の達成にあると信じます。

 国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、兄弟、姉妹はたがいに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動をつつしみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格をみがき、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また法律や、秩序を守ることは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と、安全に奉仕しなければなりません。そして、これらのことは、善良な国民としての当然のつとめであるばかりでなく、また、私達の祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、更にいっそう明らかにすることでもあります。

 このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならないところであると共に、このおしえは、昔も今も変らぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、まちがいのない道でありますから、私もまた国民の皆さんとともに、父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。」


『教育勅語(明治神宮)』 http://www.meijijingu.or.jp/intro/education/

10/29 <磁場が乱れおります。>

「大規模磁気嵐の危険警告 太陽で爆発、30年で最大か」
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20031029&j=0022&k=200310297980


オーロラ、立て続けに出現です。日本で見るのなら今がチャンス!


「北海道の夜空にオーロラ 大規模な太陽表面の爆発で」
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031029-00000195-kyodo-soci

「陸別で弱い低緯度オーロラを撮影 銀河の森天文台」
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20031027&j=0047&k=200310276051


『銀河の森天文台』 http://www.town.rikubetsu.hokkaido.jp/tenmon/

10/28 <第43回衆議院選挙公示>


「政治家を悪く言うのはインテリの常で、悪く言うと自分が偉くなったようにみえます。それに政治家のほうはいくら言われても、筆をただちにとって反駁するということがありませんから大丈夫です。」(山本夏彦


『衆議院』 http://www.shugiin.go.jp/
『'03衆院選(共同通信)』 http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/shuinsen/

10/27 <読書週間です。>

  『社団法人読書推進運動協議会』 http://dokusyo.or.jp/

10/26 <常識>

「コンピューターに『常識』教える 米研究者らの試み」(Cnn.co.jp)
 → http://www.cnn.co.jp/science/CNN200310260011.html


常識とは、なにか?


"Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen."

 (常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。)
 

──Albert Einstein (1879-1955) 『アインシュタイン150の言葉

10/25 <速っ.....>

「リニア、12月に世界最高速時速580キロ試験を実施」
 → http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031022AT1G2201O22102003.html


こちらは時速400km/h!(慶應義塾大学「ELIICA」)
 → http://response.jp/issue/2003/1025/article55025_1.html

400キロでどこ走るんだって話もあるが。。。


『Welcome to LINEAR EXPRESS』 http://linear.jr-central.co.jp/
『リニア中央新幹線』 http://www.linear-chuo-exp-cpf.gr.jp/

『東京モーターショー』 http://www.tokyo-motorshow.com/show/2003/PUBLIC/
『慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス』 http://www.k2.keio.ac.jp/topics-eliica.htm

10/24 <フーコーの振り子>

「『フーコーの振り子』を設置 中京・堀川高 国内2位の規模」(京都新聞:2003.10.24)
 → http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003oct/24/W20031024MWC1K1C0000093.html


Q. 「地球が回ってるのを確かめるにはどうしたらいい?」

A. → http://www.ssc.slp.or.jp/faq/1.htm


『日本のフーコーの振り子探索プロジェクト』 http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~yoshiya/foucault/

ウンベルト・エーコ著 『フーコーの振り子』(文芸春秋)

10/23 <世はいかさま>

山本夏彦翁が逝って 、早一年。

偽善や安直な正義を何よりも嫌い、時には世間(大新聞)をも敵にまわした稀代の名コラムニスト。


「テレビは巨大なジャーナリズムで、それには当然モラルがある。私はそれを『茶の間の正義』と呼んでいる。眉ツバものの、うさん臭い正義のことである。」


「実を言うと新聞の『天声人語』『余禄』のたぐいは現代の修身なのである。あれには書いた当人が決して実行しない、またするつもりもない立派なことばかり書いてある。」


「私は『言論の自由』と聞くとカッとなるくせがある。それは危険なときは黙っていて、安全とみてとると我勝ちに言う自由のことかと思うからである。」


『山本夏彦研究サイト「年を歴た鰐の棲処」』 http://www6.plala.or.jp/natsuhiko/
『産経抄(10/23)』 http://www.sankei.co.jp/news/031023/morning/column.htm

10/22 <宇宙線>

「『超新星爆発』が宇宙線の起源の一つ、名大教授ら確認」(YOMIURI ON-LINE - サイエンス)
 → http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20031022i215.htm


超新星爆発によって広がる衝撃波が、宇宙に薄く広がる水素などの分子を激しく揺すぶって宇宙線を作り出しているのだそうです。


『文部科学省高エネルギー加速器研究機構』 http://www.kek.jp/
『地球生命(いのち)の歴史』 http://www.gnhm.gr.jp/archives/inpaku/

10/21 <オススメ>

毎年恒例になりつつある日本レコード協会加盟メーカー24社が主催する廃盤セール。

「廃盤CD大ディスカウントフェア−レコードファン感謝祭2003」
 → https://fair.jmd.ne.jp/ 

11月6日午前9時から19日深夜0時までの2週間。25〜70%OFF!

ユーザー登録は今日からです。(けど、アクセス過多。重ぃ。。。)

10/20 <オマケ>

噂には聞くけれど、最近のオマケ。。。

「おまけは阪神名場面CD グリコが11月から限定発売」(Yahoo!ニュース)
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031020-00000184-kyodo-ent

「『阪神タイガースチョコ<逆転劇場>』新発売」(グリコNews Release)
 → http://www.ezaki-glico.com/release/20031009/


『北陸製菓株式会社』 http://www.horico-web.com/
『フルタ製菓株式会社』 http://www.furuta.co.jp/
『江崎グリコ』 http://www.glico.co.jp/

10/19 <「ボクらはクルマと生きている」>

清水和夫さんの『ボクらはクルマと生きている』、よかった。
 → http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/list/list.html

再放送は土曜日14:15分から。


『課外授業〜ようこそ先輩〜』 http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/

10/18 <肝臓先生>

「新潟で坂口安吾誕生祭 『肝臓先生』遺稿など公開」(Yahoo!ニュース)
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031018-00000087-kyodo-ent


「赤城風雨先生の生涯が全部笑えない悲劇であった。悲痛でもあるし、滑稽でもある。肝臓先生、イヤ、それは信者の云うことで、町一般では、肝臓医者、これが赤城風雨先生のアダ名だ。もって知るべし。」(坂口安吾 『肝臓先生』

『カンゾー先生』 http://www.sankei.co.jp/mov/review/98b/kanzo/

10/17 <本>

「読書の楽しさ−長旅をも豊かにする名作」(『透明な歳月の光 80』)
 → http://www.nippon-foundation.or.jp/org/moyo/2003482/20034821.html

「署名入り『ユリシーズ』初版本、480万円で落札」(Yahoo!ニュース)
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031017-00000040-reu-ent


「本を読まないと、人生の楽しさも逃すかも知れない。」(曽野綾子)


モーパッサン『脂肪の塊』(新潮文庫) / ジョイス『ユリシーズ〈1〉』(集英社)

10/16 <検討中。。。>

数冊の本とDVDを予約・購入検討中。(今だとブックカバーがもらえるようだし)
 

10/15 <理想>

今日はドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘム・ニーチェの誕生日(1844年)。
坂口安吾とともに僕が最も影響を受けた思想家の一人です。


「私の理想は、目障りにならぬような独立性、それとわからぬ静かな誇り、つまり、他人の名誉や喜びと競合せず、嘲弄にも耐えることによって得られる、まったく他人に負い目のない誇りである。この理想が、私の日常の習慣を高貴なものにせねばならぬ。」

「低俗にならず、交際は欠かさず、欲はもたず、静かに努力し、高く飛翔する。自分自身のことは簡素で、つつましく、他人にはやさしく、安眠と、軽やかな足取り、酒は飲まず、王侯貴顕の輩とは付き合わず、女と新聞に無関心、名誉を求めず、交際は最高の精神の持ち主と、時折、下層の民衆──彼らは、強靭で元気な植物を見るのと同じように、必要である──に限り、ありきたりの食事で満足し、意地汚く舌鼓を打つような連中の群れに入らぬこと。食事はできれば自分でつくるのがいいが、出来合いのものでもいい。」(『遺された断想』)

10/14 <神舟5号>

「中国、あす午前にも初の有人宇宙船打ち上げ」(YOMIURI ON-LINE - 国際)
 → http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20031014i213.htm

「<夢の有人飛行>宇宙大国へ 記念すべき2003年」(人民網日文版)
 → http://fpj.peopledaily.com.cn/cehua/20031014/home.htm


・・・心配。

3年前のことがあるから。

→ 「中国初の人型ロボット、発表」(人民網日文版)

→ 「ロボット技術の最先端」(侍魂)
 

大丈夫か??

10/13 <体育の日>

という訳でもないのだけれど、久しぶりにサッカー練習へ。仕事やら何やらで数ヶ月ぶり。

雨の中、泥まみれで日没まで走り回っていました。パンツまでずぶ濡れだけど、気分爽快。

本日大量得点。何点獲ったかわかんない。(^^)v


『財団法人 日本体育協会 - 体育の日 -』 http://www.japan-sports.or.jp/event/1010.html

10/12 <おやすみなさい。>

「ぐっすり眠れば「記憶」も回復 米研究グループ」(Cnn.co.jp)
 → http://www.cnn.co.jp/science/CNN200310120003.html

10/11 <F1 日本GP>

『HONDA F1』 http://www.honda.co.jp/F1/spcontents2003/japanese-gp/
『TOYOTA F1』 http://www.toyota-f1.com/public/jp/

『鈴鹿サーキット』 http://www.suzukacircuit.co.jp/
『F1-Live.com』 http://f1.racing-live.com/jp/

10/10 <シャンカール家の面々>

「ノラ・ジョーンズの自伝的映画に本人、家族が猛反発」(BARKS Global Music Explorer)
 → http://www.barks.co.jp/LJ/RReadANews?review_id=52328351

ジョージ・ハリスンの師匠としても知られる世界的シタール奏者ラヴィ・シャンカールの実の娘。
今年のグラミー賞、ワールドミュージック部門にノミネートされたアニューシカは母の違う妹にあたります。

相関表(?)
続柄 名前 URL
本人 ノラ・ジョーンズ http://www.norahjones.com/
実父 ラヴィ・シャンカール http://www.ravishankar.org
異母妹 アニューシカ・シャンカール http://www.anoushkashankar.com

「come away with me」

「【第45回グラミー賞】ノラ・ジョーンズ、主要4部門を含む8部門を制覇」
 → http://www.barks.co.jp/LJ/RReadANews?review_id=52310549

10/09 <ホール>

「南極上空のオゾンホール、過去最大規模に」
 → http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20031009it13.htm

『オゾン層の破壊(Virtual Globe)』 http://www.virtualglobe.org/jp/info/env/02/


こちらは、、、大阪城ホール。。。(>_<)

『全国ホール・データベース』 http://www.musicinfo.com/hall/

10/08 <日本代表>

サッカー国際親善試合 「チュニジア×日本」

(9日4時25分〜6時30分、テレビ東京系列)観たいので、早く寝ます。。。


『日本サッカー協会』 http://www.jfa.or.jp/

10/07 <"NAKED">

「11月発売の『LET IT BE... NAKED』 カバー公開」(Cnn.co.jp)
 → http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200310070008.html


ジョージの写真だけが入れ替わっている。笑顔が消えているのは、なぜ.....?

 『レット・イット・ビー』→   ←『“ネイキッド”』(予約可)


『東芝EMI THE BEATLES』 http://www.toshiba-emi.co.jp/beatles/
ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート』11月19日発売!(予約可)

10/06 <“イグ”ノーベル賞>
  • 化学賞:金沢大学理学部の広瀬幸雄教授
    「金沢市内のブロンズ像がハトに人気のない理由の化学的考察」。
     
  • 平和賞:インドのラル・ビハリ氏
    「法的には死亡と宣告されたにもかかわらず活動的に生活し、官僚的で融通の利かないお役所と強欲な親類に対して活気ある死後運動を行い、死者協会を設立した」事業。
     
  • 工学賞:故エドワード・マーフィー空軍大尉と故ジョン・ポール・スタップ空軍医、ニコラス・ジョージ氏
    「失敗する可能性のあるものは、失敗する」という、工学的な基本法則(マーフィーの法則)を見つけた。
     
  • 物理学賞:オーストリアの研究チーム
    「様々な地表面において、ヒツジを誘導するのに必要な力の分析」に対して授与。
     
  • 医学賞:ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チーム
    「ロンドンのタクシー運転手は他の市民に比べ、位置情報を処理する脳の海馬領域がより発達している」との論文に授与。
     
  • 心理学賞:イタリア・ローマ大学のジャン・ヴィットーリオ氏、クラウディオ・バルバラネリ氏、米スタンフォード大学のフィリップ・ジンバルド氏
    「政治家の独特でわかりやすい性格について」に対して授与。
     
  • 文学賞:ジョン・トリンカウス氏
    80以上の様々な“くだらない”データをまとめた「日常生活における特定のいらだち並びに不合理に関する学術的考察」に対して授与。
     
  • 経済学賞:カール・シュワルツァラー氏とリヒテンシュタイン公国
    「一国まるごとレンタル事業」の業績に対して授与。
     
  • 学際的研究部門賞:ストックホルム大学の研究チーム
    「ニワトリは、美しい人間をより好む」に対して授与。
     
  • 生物学賞:オランダ・ロッテルダム自然博物館のC・W・モーリカー氏
    「同性愛的屍姦(しかん)症のマガモに関する、初めての科学的報告」について授与。


「日本人科学者や“死亡インド人”が『逆ノーベル賞』受賞 」
 → http://www.cnn.co.jp/science/CNN200310060005.html

『The Ig Nobel Web Page』 http://www.improbable.com/ig/ig-top.html

10/05 <オススメ>

明日の17時までです。→ 『ほぼ日手帳2004』 http://www.1101.com/store/techo2004/


『ほぼ日手帳』 http://www.1101.com/techo/

『ほぼ日刊イトイ新聞』 http://www.1101.com/

10/04 <満腹.....>


「何かを食べるって、いいことなんです」


レイモンド・カーヴァー『ささやかだけれど、役に立つこと』

10/03 <幸福>

「幸福度の国際比較調査、ナイジェリアがトップ」
 → http://www.cnn.co.jp/world/CNN200310030019.html

(「平均所得が高くなるのに伴って、物欲が増大し、幸福感を抑える要因になっている」)、だそうです。


ベンンジャミン・フランクリンは言いました。

「幸福であるためには、二つの路がある。欲望を減らすか持物を増やすか。どちらでもよろしい。」(『自伝』

どちらでもよろしい。

10/02 <ノーベル文学賞>

「ノーベル文学賞は南アフリカのクッツェー氏に」(Mainichi INTERACTIVE photoジャーナル)
 → http://www.mainichi.co.jp/news/journal/photojournal/today/03-01.html


『ノーベル文学賞受賞者一覧(かはく)』 http://www.kahaku.go.jp/special/past/nobel/plus/literature/

10/01 <夏彦節>

月をまたいで、昨日の続き。


山本夏彦 名言集

* テレビは巨大なジャーナリズムで、それには当然モラルがある。私はそれを「茶の間の正義」と呼んでいる。眉ツバものの、うさん臭い正義のことである。

* 白髪は知恵のしるしではない。

* 身辺清潔の人は、何事もしない人である。出来ない人である。

* 本というものは、晩めしの献立と同じで、読んで消化してしまえばいいものである。記憶するには及ばないものである。何もかも記憶しようとするのは欲張りである。忘れまいとするのはケチである。

* 芸(術)はしばしば毒をふくむ。毒ならば気がつかぬように盛らなければならない。

* 人が足りる思いをするのは、他と区別して多い場合である。

* 古人は言論を売らなかった。今人は売る。

* 先生が子供たちに意見を言わせ、それをディスカッションと称して聞くふりをするのは悪い冗談である。意見というものは、ひと通りの経験と常識と才能の上に生じるもので、それらがほとんど子供には生じない。

* 私は、正直者は馬鹿をみるという言葉がきらいである。ほんとんど憎んでいる。まるで自分は正直そのものだと言わぬばかりである。この言葉には、自分は被害者で潔白だという響きがある。悪は自己の外部にあって、内部にはないという自信がある。

* 本はあんなにあふれているが、本当はあふれてはいない。ただ棚をふさいで、見るべき本の邪魔をしているのである。

* 感じたことをそっくり言うのは、勇気がいることである。また多少の技術を要することである。

* 子供たちは互いにおうむ返しだと知りながら、自分の言葉としょうして発言する。それなら大人と同じである。

* 「ねずみ講」は日本中の善男善女をだました、許せないと新聞がいうと、テレビも同じくいう。だまされたのは欲ばったからで、馬鹿だったからだというなら分るが、善人だったからだという。

* 親は子の口まねをしないことをすすめる。これだけで日本語は改まる。親というものは、子供がこの世で出あう最初の教師である。箸のあげおろしから、基礎的な言葉まで、子が親のまねをするのが順序である。

* 知らないことには二種ある。全く知らないことと、よく知らないことの二種である。人は全く知らないことでさえ、知ったかぶりして教えようとする。すこし知ることなら得意になってなお教えようとする。

* 事実があるから報道があるのではない。報道があるから事実があるのである。

* 大ぜいが異口同音にいうことなら信じなくてもいいことだ。

* 理解をさまたげるものの一つに、正義がある。良いことをしている自覚のある人は、他人もすこしは手伝ってくれてもいいと思いがちである。だから、手伝えないと言われるとむっとする。むっとしたら、もうあとの言葉は耳にはいらない。

* 私は衣食に窮したら、何を売っても許されると思うものである。女なら淫売しても許される。ただ、正義と良心だけは売物にしてはいけないと思うのである。

* 汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす。

* 私は断言する。新聞はこの次の一大事の時にも国をあやまるだろう。

* 夜はねむるものである。

Good night.

9月へ


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