2006 Total Sollar Eclipse in Egypt

３月２６日（日）

●カイロ
朝５時起床。やや睡眠不足気味。とはいえ、７時カイロ発の飛行機でルクソールに行くので、まあ、仕方ない。

７時にカイロ空港。
国内線のはずですが、X線検査は、２回受けます。
まあ、こういうご時世なので、仕方ないです。

一時間程度でルクソール着。
即、ナイロ川西岸へ。

●ルクソール

ハトシェプスト女王神殿

ハトシェプスト女王って、高校の世界史でもあまり出てこない人ですけど、作った物は実に立派。
きれいに残っているせいもあり、見応えはありましたね。

神殿前の駐車場までバスで行き、その後は降りて、下のような乗り物で神殿近くまで行きます。


降りてからも遠いこと。


後はただ驚くばかり。
イヤー広い、それはそれは広い。


神殿二階部分の左奥のあたり。
上に見えるのは、ハトシェプト女王の像だとか。
女性の王は認められなかったせいか。男性化して像にしてあるそうです。


神殿の右下から。


階段上からナイル川方面を望む。
川は見えませんけど。

王家の谷

ここに来ない訳には行きませんね。
ここはハプシェプト神殿の山を越えて裏（？）にあります。
残念ながら、このときはカメラを墓の中に持ち込むのはダメでした。
各墓の入り口にはおじさんがいて、チケットをモギりながら、「No photo」と言われてしまいます。
ビデオももちろんダメ。
許可されている時期もあるそうですが、まあ、テレビや本でも見れるので、肉眼で見れるということで。

例によって、近くまではバスで行き、バスを降りると、例の変なトロッコの様な乗り物に乗って入り口まで。
沿道にはお土産もの屋さんが軒を連ね、怪しげな物を売りつけによってきます。
まずパピルスは偽物とか。

入り口の警備のところで、ビデオカメラを預けないと行けないんですよね。
間違って、誰か持っていかないか、心配でした。

まずは、中へ。
一面は岩と砂。意外とあっけない、本当に何にもない殺風景なところです。


ところどころにこのような墓の入り口があります。
これは、王家の谷の一番手前にある、ラムセス４世の墓。

ラムセス２世が有名ですが、２世の墓は天井が崩れそうなので公開されてない、とガイドさんが言っていたような。
入ったのは、確か、セプタハ、タウセルト・セトナクト、ラムセス６世、あとはトトメス３世だったか、アメンホテプ２世か・・・
あまりの晴天と気温で、茫然自失。今となっては、記憶も定かではない・・・メモっとけば良かった。

散々いろいろ回りましたが、やはり、ツタンカーメンの墓でしょう。
他の墓はさすがに、回廊が長く、壁面には壁画がビッチリ描かれていたりしますが、ツタンカーメンの墓は奥が浅い。
入ってすぐ、厨子のあった大きな部屋にたどり着きます。


とりあえず、入り口の説明書きの前で、撮影です。


こうなっているようです。まあ、わかりませんよね、

中の撮影ができませんでしたが。このあと、カイロ博物館でこの中にあった埋蔵物を見ますが、よくこんな狭い通路からこんな物を・・・と感心します。


これだけで、この日の午前中かかりました。とても時間が足りません。
昼食はナイル川の東側にわたり、ホテルのレストランで。
ホテルの川岸から、王家の谷を撮ってみました。

カルナック神殿

カルナック神殿もルクソール神殿も、ルクソールの市内にあります。
街の真ん中で、やはり近くにはお土産物屋さんんがあったりして、ちょうど京都や奈良の寺院のような佇まいです。
こちらの方が、遥かに年季が入ってますが。
思っていたより崩壊が激しく、2000年前の地震でかなり崩れてしまったそうです。
メムノンの神殿も、アレキサンドリアにあったというファロスの灯台も崩れたというので、いかにすごい地震だったか。
それよりも、実にもったいない。残っていれば、さぞかし荘厳な姿だったろうに。

ここが有名やカルナック神殿の石柱回廊の入り口。


石柱回廊の手前に、太陽神ラーの部屋があります。
兎のような頭をしているのがラーでその後は奥さんと子供のレリーフがきれいに残っています。


石柱回廊のなかです。
これは圧巻です。紀元前に作られた物とは思えない見事な作りです。


これも有名な大きなスカラベ。カエルのように見えますが、フンコロガシです。


いい構図でしたので、オベリスクを撮ってみました。


カルナック神殿の見物はこの回廊に付きます。


窓らしき物が見えますが、上層階があった名残だそうです。

ルクソール神殿

ここで有名なのは、統計と交換されて一本になったオベリスク。
画像では撮ってないので、その辺りは後ほど。

神殿の中庭(？）あたりです。


日もかなり傾いてきました。
右上の方には、後世遺跡があるとは知らずに建てられたモスクがあります。
イスラム教全盛の頃は、これらの遺跡はどっぷりと砂に埋もれていたそうです。
埋もれていた分良い状態で維持されていたんでしょうね。


ここは羊ではないスフィンクスの列の前で記念撮影。


なかなか強行軍でしたが、やっと一日の行程が終わり、Dinerをとるホテルで、ナイル川沿岸からルクソールの夕焼けをパチリ。


まだまだ見るところはありそうですが、本当なら一泊するところを日帰りで回りましたので、まあ当然か。
我々の本命は別にありますので、仕方ないのであります。

例によって．カイロへ戻りホテルに入ったときは１１時過ぎ。前日と変わらず。
明日も早そう。